累乗根
累乗根
を実数,
を自然数とします。
乗して
になる実数を,
の
乗根といいます。これと同様に,
乗して
になる実数を,
の
乗根といいます。
乗根,
乗根,
乗根,
をまとめて累乗根といいます。
乗根は平方根,
乗根は立方根とも言います(
乗根に関しては,平方根と呼ぶことが多いです)。
例を考えてみましょう。
(例1) なので,
は
の平方根です。
また なので,
も
の平方根です。
(例2) なので,
は
の
乗根(立方根)です。
(例3) なので,
は
の
乗根(立方根)です。
同じように, 乗根や
乗根の例も考えてみてください。
お手元の紙などに書いて確かめながら考えてみてください。
例題1の解答
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
[解説] です。
または, として,その
乗根なので
と考えてもよいでしょう。
次に,累乗根の記号について紹介します。
累乗根の記号
を正の実数,
を自然数とします。
乗して
になる数を
の
乗根といい,
と書きます。
すなわち とは,
についての方程式
の解の
つであり,
が成り立ちます。
ただし,慣用的に平方根の場合はあえて と書かずに,単に
と書くことが多いです。
これも例を考えてみましょう。
(例4) なので,
です。
(例5) なので,
です。
(例6) は
の
乗根なので,
です。
はどんな値かというと,iPhoneの電卓機能によれば

だそうです。
試しに を電卓で計算してみて,
に近い値になることを確認してみてください。
ただしこれは表示できる桁数の都合上,有限の小数に見えるだけで
本当はこの先もずっと続く無限小数です。 は無理数です。
注意すべきこと
たとえば の平方根は
と
の
つありますが
と書いたときは
の平方根のうち正のほうを指します。
すなわち であり,
とはしません。
もっと一般的に, を正の実数,
を正の偶数とするとき
の
乗根は正のものと負のものの
つあります。
そのうち正のほうを と表し,負のほうは
と表すのです。
例題2
次の各式の に当てはまる数を答えてください。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
一旦スクロールを止めて,考えてみてください。
例題2の解答
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
\begin{align}
(\sqrt[3]{5})^6&=\sqrt[3]{5} \times \sqrt[3]{5} \times \sqrt[3]{5} \times \sqrt[3]{5} \times \sqrt[3]{5} \times \sqrt[3]{5}\\
&=(\sqrt[3]{5} \times \sqrt[3]{5} \times \sqrt[3]{5}) \times (\sqrt[3]{5} \times \sqrt[3]{5} \times \sqrt[3]{5})\\
&=5 \times 5\\
&=25
\end{align}